バイオフィンの技術

小さなパワーで、驚異的な推進力を実現

バイオフィンの技術

ワールドワイドでそのポテンシャルは発揮され続けます。ダイバーを選ばないフィン、それがバイオフィンです。
プロダイバー、コマーシャルダイバー等はもとより、フィンでお悩みのダイバーにもお勧めです。

過酷な条件下での実績が物語る

バイオフィンは発売以来、米国海兵隊特殊部隊をはじめ、各国の特殊部隊や海軍・陸軍のダイバー部隊、また、オーストラリアや欧州各国をはじめ世界各国のレスキュー隊に広く受け入れられ、現在では指名され供給し続けています。これは、早い潮流・高所からの飛び込み・重装備での長距離水中移動など、効率が悪く進まないフィンでは隊員の命に係わるため、信頼性が高く性能が認められた物でないと受け入れられないようなユーザーにも対応しているという証です。

先割れタイプのフィンが過去または現在でもたくさん出回ってはいます。中には形だけまねた物も多く、これらが先割れタイプのフィンの評判を残念ながら落としてしまっているのも事実です。しかしながら極限のユーザーに受け入れられている物は、バイオフィンの他にはありません。

現在の性能は、開発時の100種類を超える試作品で材質の特性を少しづつ変更し、またスリットの形状を少しづつ変更するといった地道な改良を重ねた結果到達し得たものです。

潮流下で進まないとか、スピードが出ないというのはキック方法が合っていない場合に起こります。従来のパドルタイプのフィンの場合は、足を小刻みに早く動かすことが、そのブレードの抵抗の大きさから不可能で大きなストロークでというようにせざるを得ませんでした。しかしながらバイオフィンではこの概念はむしろ間違いです。水泳のバタ足、自転車こぎでもなんでも良いのでフィンを上下に早く動かすことで、スピード=推進力が得られます。

この従来型パドルフィンの固定概念から抜け出せず、残念ながら性能を堪能できない方も、特にある程度ベテランと言われるレジャーダイバーや同インストラクターにはいらっしゃいます。

先に述べたような極限で潜るダイバーたちが進まないフィンを使うはずがありません。
世界の最も性能を重要視するダイバーたちに受け入れられているという事実がすべてを物語っています。このフィンを、レジャーシーンのダイバーにも是非お使いいただき、快適なダイビングを経験してください。

バイオフィンは水を切り分けて進んでいる

「水を押して進む」のではなく、「水を切り分けて進む」、これがバイオフィンの推進原理です。バイオフィンによって切り分けられた水は、高速(低圧)と低速(高圧)の2つの速度を持った水流へと変化します。この水流の速度の変化により、フィン自体を引き寄せる大きな力「揚力」が発生します。バイオフィンは、この「揚力」を利用して、前へ進む推進力を発生させているのです。
このため、バイオフィンは通常のフィンに比べ、少ない力で推進力を発生させることができるため、脚力などの肉体的性質に影響されることなく、誰もがフィンの性能を引き出すことができます。

ショートストロークキックが最も安定するフィンの角度

バイオフィンは水を切り分けて推進力を得る構造のため、膝下だけで行う小刻みなフィンワーク(ショートストロークキック)が、最も効率良く推進力を発生させることができます。
また、フィンキックによる反動を受けることがなく、フィンワーク時のブレなどによる推進力のロスも少ないため、小さな力で最大の推進力を得ることができます。
また、バイオフィン・プロでは、さらに姿勢を安定させるためには、アップキックとダウンキックをできる限り、均一の力で行うことが求められます。そのためには、水面に対してフィンを水平に保つことが必要とされるため、ブーツポケットに対し、20°のブレード角を付け、設計しました。
この角度は、人間のリラックス状態での膝の角度や足の甲が描く角度を踏まえて、
弾き出した最適な角度であると考えています。

※バイオフィン・レンジャー、バイオフィン・レンジャー RSは設計角度が異なります。

先割れフィンには天然ゴムが最適

先割れフィンにとって効率良く圧力差を生み出すためには、ブレード中央の切れこみが水中でスムーズに大きく開閉することが重要です。
バイオフィンは世界で唯一、天然ゴムを多く含む素材を贅沢に使用したことで抜群の弾性と柔軟性をもち、軽いキックで滑らかに開閉します。
天然ゴム使用のバイオフィンは、長期間の使用にもヘタリ難く、その推進力を維持し続けます。

スプリングストラップ仕様をラインアップ

キック時の推進力(揚力)の損失を最小限に抑えることができ、ブレード性能を最大限に引き出すことができるスプリングストラップ付のモデルをラインアップしています。

バイオフィンは世界中のダイバーに愛用されています。

受賞履歴

米国で最も権威のあるRodale ScubaLab誌の複数のダイバーによるフィンテストにおいて、BEST OVERALL賞を2001~2007年まで連続受賞、TESTER’S CHOICE賞を1999~2007年まで連続受賞!
スプリットタイプフィンでは世界唯一の快挙を達成しています。